特集
農業テクノロジー・マップ
センサーから意思決定、意思決定から動作、そしてそれらを結ぶ通信と測位。日本の農業に導入されている、あるいは導入が進みつつあるアグリテックの主要な技術層を、一枚の俯瞰マップとしてまとめました。各項目はShipAgroの編集カテゴリーへの入口としても機能します。
センサー・観測
圃場から一次データを収集する層。
ドローンによる圃場スキャン UAV field scanning
RGB・マルチスペクトル・熱赤外カメラで圃場を数分単位で走査。NDVI や葉温マップから作物ストレスを検出する。
データ基盤
データを集約し、整理し、参照可能にする層。
AI・意思決定
データから示唆を抽出する層。
水管理
灌水と施設環境の制御層。
施設園芸の統合環境制御 Greenhouse environmental control
温度、湿度、CO₂濃度、灌水、遮光を一元的に制御。オランダ型施設園芸ではエネルギー最適化まで組み込まれる。
ロボティクス・自動化
意思決定を物理動作に変換する層。
通信・測位
上記すべてを結ぶ通信・位置情報インフラ。
RTK基準局ネットワーク RTK-GNSS reference networks
センチメートル級測位を可能にする補正情報配信網。自律走行機械と可変施用マップの前提条件となる。
マップの使い方
本マップは、農業テクノロジーの技術層を上流の観測層から下流の作業層まで俯瞰的に整理したものです。各技術は独立に導入されるものではなく、複数の層が組み合わさって初めて実用的な運用が成立します。技術単体のカタログとしてではなく、システムの構成要素として全体像を把握するための出発点としてご参照ください。
各技術のより詳しい解説は、対応する編集カテゴリーの記事群でお読みいただけます。マップは順次更新し、新しい技術層や個別技術の追加を予定しています。